腰痛は無意識のちょっとした行動が要因になるってほんと?

腰痛になってしまうと、朝起きてから夜寝るまで日常生活をこなすことも大変になってしまうもの。なぜ腰痛になってしまうのか心あたりがないという方も、いつも通りの生活の中に腰痛になってしまう要因が隠れていることも!
腰痛予防に役立つヒントとして、「腰痛の要因として考えられる自分のクセ」についてアンケートをとってみました。

【質問】実は腰痛の要因?あなたが普段しちゃっている行動は次のうちどれ?

【回答数】
椅子に座るとき足を組んでしまう。:39
長時間座りっぱなしでいる:38
いつも同じ肩にカバンをかけている。:32
前傾姿勢でいることが多い:31
柔らかい布団で寝ている:5

何気なく足を組むことは歪みの原因?腰痛の引き金になる?

足を組むというアンケート結果が一番多く回答がありました

  • 足を組むのは必ずやってしまう。しかも右が上でないと体勢が落ち着かず、毎日その姿勢で仕事をやっている。多分体のゆがみを引き起こしているだろうと思うが、やめられない
  • 癖で脚を組んでしまうことがよくあります。無意識なので、気が付いたらしているという感じです
  • 日ごろからのくせです。なんとなく右足を左足の上に乗せてしまいます

足を組むということは、多くの方が意識せずに行ってしまう日常生活の中での行動のくせとして考えられます。右利き左効きというように、自分の体の重心の右左というくせから無意識で足を組んでしまうと背骨や骨盤の歪みに影響し、腰痛の要因になりかねないため、足を組んで体のどちらかに重心をのせるのではなくまっすぐなキレイな姿勢で座ることが腰痛予防につながります

デスクワークは腰痛になりやすい?

長時間座っていることと答えた人が、2番目に多い結果となりました。

  • パソコンを使う仕事なので、ずっと座りっぱです。あと、パチスロも好きなので、これも座りっぱですね
  • デスクワークが多い仕事なのでどうしても長時間座りっぱなしになってしまいます
  • 長時間にわたり座っていると腰痛になります。たまには体を動かしています
  • 長時間、硬いところに座っていると、おしりが痛くなったりします
  • 仕事上デスクワークが多いのでたまに立ち上がると必ず気になります

このように、座りぱなしの姿勢の方が腰痛を感じることが多くあるようです。座っている際に重心がどちらかに傾いていると骨盤に負担がかかったりするため、真っ直ぐな姿勢で骨盤のゆがみにつながらないように意識していくことが大事ではないでしょうか。

カバンを同じ肩にかけている人は要注意!

カバンを方にかけること、が次いで多くなりました。

  • 右肩にいつも鞄をかけるので、左で鞄を持つと、違和感を覚え、長時間持つことができないため
  • 鞄はたいてい左肩にかけてしまっています。それが体のバランスをくずすんでしょうか
  • ショルダーバッグを愛用しているので、普段同じ肩にかえるのが習慣になっており反対側だと違和感を感じてしまう

このようにいつも同じ肩にカバンをかけるという方は、体の重心のクセが考えられます。写真を取った時に右肩だけ下がっているなど自分で気づかない体の歪みにつながり腰痛につながることもあります。

前傾姿勢、いわゆる猫背は腰への負担が大きい?

前傾姿勢も腰痛に悪いイメージがあるようです。

  • イスに座っているときに前傾姿勢でいることが多いので、腰に負担がかかっているのが腰痛の要因だと思うときがある
  • 項目、全てに該当するのですが、周囲の人からも「猫背」とよく言われるので、かなりの前傾姿勢でいるのかなと思い、選択しました
  • パソコンに向いているといつの間にか姿勢がかなり前に傾いている事に気が付きました

ついつい猫背になってしまうという方もいますが、人の体は背筋より腹筋の方が強いということから楽な姿勢として前かがみになってしまいやすいのです。前かがみの状態は体の重心が前にずれていくため腰への負担が大きくなってしまうことから腰痛を発症してしまうことが考えられます。

姿勢の悪さが腰痛を引き起こす要因になる

アンケートの結果から、多くの方が座っている時に片足を組んでいたり、カバンを同じ肩にかけていたり、または前かがみの姿勢のくせがあったりと姿勢に関係する回答結果となりました。
体の重心のくせが関係するくせは、骨盤の歪みや背骨の歪みにつながり、腰痛の引き金になることが予想されます。
右左のくせは人間の体にはあるものですが、意識して姿勢を左右、前後の中心となるように心がけることで腰痛の要因となる体の歪みを予防していきましょう。

■調査地域:全国
■調査対象:年齢不問・男女
■調査期間:2015年2月12日~2月19日
■有効回答数:100サンプル